アジュマブックスは、女性だけで運営する女性のためのプレジャーグッズストアLOVE PIECE CLUBが運営する出版社です。
シスターフッドを大切に、女性たちの物語を紡ぎます。
SISTERHOOD


アジュマブックスは女性の身体から発する言葉を届けていきます。
必然的にそれは重たいテーマ、性暴力を中心とした発信になります。
私たちの身体を巡る戦争、政治について向き合う本をつくります。
それがアジュマブックスにとってのフェミニズムです。
FEMINISM
we believe in sisterhood
ajuma books
小説
ハヨンガ
ハヨンガは、実在した韓国最大のポルノサイト「ソラネット」を、「爆破」した女性たちの物語です。「フェミニズムドキュメンタリー」という分野で、事実をベースに、実際に闘った女性たちへの取材をもとに描かれました。
オンライン上での性暴力、性暴力表現を取り締まる法律が一切なく、「表現」として、また「男性のお遊び」として長年放置されてきたソラネットが、構造的な性暴力であることを告発して、オンライン上で闘った名も無い若いフェミニスト・アクティビストたちの闘いです。
2020年、韓国社会を揺るがした「n番部屋」事件は、このソラネットの「模倣犯」とも言われていました。潰しても潰しても、また生まれてくるネット上での性犯罪に正面から向き合う韓国の運動、その背景にある韓国フェミニズムの空気がここにあります。
作者は、韓国フェミニズム雑誌「if」の元編集長のチョン・ミギョンさんです。実際にソラネットをみたときの怒りが本書を記すきっかけになっています。韓国フェミニストの底力とシスターフッドの強い思いを感じられる本。しかも「勝利の記録」です。
#デジタル性暴力 #ハヨンガ #韓国フェミニズム

ノンフィクション
咲ききれなかった花
993年〜1997年までのあいだ、日本軍性奴隷制被害者ハルモニたちに、絵を教えていた女性がいた。
美大を卒業したばかりの20代の女性が、ハングルを教えるボランティアとして、ハルモニたちが暮らす「ナヌムの家」を訪れた日から本書ははじまる。壮絶な性被害を体験した女性たちを前に、天気の話くらいしかできない自分、無力な自分に逃げるように帰宅したあと、「自分にできることはないか」と考え、「そうだ、絵なら教えられる」と思いついたことをきっかけに、ハルモニたちとの美術の時間がうまれた。
本書は、ハルモニたちの美術の先生として共に時を過ごしたイ・ギョンシンが2018年に記した美術の時間の物語。
#韓国 #慰安婦

歴史小説
三人の女
韓国で4万部のベストセラー。1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から描く長編歴史小説。植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワ——朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。
#韓国 #社会主義 #朝鮮半島 #第二次世界大戦

エッセー集
いいから、
あなたの話をしなよ
「私はこの国で女として生きる悩みと後悔と恨みを 『82年生まれ、キム・ジヨン』という小説にした」(チョ・ナムジュ)。
20代から60代までのフェミニストによる珠玉のエッセー集! 江南駅殺人事件をきっかけにあちこちで「フェミニズム」と「フェミニスト」に出会えるようになった韓国。しかし女性の日常は具体的に何がどれだけ本当に変わったのか? フェミニスト宣言をしたばかりの者たちは往年のお姉さんたちが今どうしているのか知りたいと言い、一方お姉さんたちは若い世代がどんな過程を経てそんなにも勇敢に激烈に最後までくじけずにフェミニズムを叫び続けているのかを知りたがっていた。『ハヨンガ』著者チョン・ミギョン、『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュなど26人が寄稿する得がたい一冊!
#韓国フェミニズム #82年生まれキム・ジヨン
