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道一つ越えたら崖っぷち著者
性売買という冷たい冬を越え、万物が蘇生する春の日(ポムナル)に社会の懐に戻って来た。自分がうけた暴力の経験を解釈し直し、性売買経験当事者たちと共に反性売買活動を懸命に行っている。仲間とおしゃべりをすること、おいしいお店を訪ね歩くことがささやかな楽しみだ。料理、旅行、コンサート、観葉植物を育てることを好み、結婚しない人生を謳歌する女性だ。誰かのそばにいて、分け与え、慈しみを与えられる人生を過ごそうと努力している。
1988年、ソウルオリンピックの年から性売買に世界に入った作者による勇気ある告白。